記事一覧:企業・産業715

  • いい子ちゃんじゃ勝てないJAL破綻10年目の課題

    特別レポート Spacial Report
    いい子ちゃんじゃ勝てない JAL破綻10年目の課題

    2020年2月1日号  

    2020年1月19日に日本航空が会社更生法の申請から10年を迎えた。再建フェーズを終え、業績は堅調で、5月には新設した中長距離LCC(ローコストキャリアー、格安航空)の就航も予定する。「挑戦と成長」フェーズに進むJALの課題は何か。

  • 高まる米国の金融リスク日本経済激震の要因に

    寄稿
    高まる米国の金融リスク 日本経済激震の要因に

    2019年9月21日号  

    世界金融危機、リーマンショックから11年。米国では資産価格が高騰し、企業債務も拡大、金融リスクが危機前の水準を超えつつある。来年にかけてそのバブルが崩壊した場合、金融機関の体力が弱っている日本経済への影響は前回を大きく上回りかねない。

  • 第一三共

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    第一三共

    2019年7月27日号  

    年初から株価が2倍近く上昇し、国内最大手の武田薬品工業を時価総額で猛追する同3位の第一三共。株価上昇要因のがん治療薬が花開けば合併以来初の黄金時代が訪れる。

  • 三井住友フィナンシャルグループ

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    三井住友フィナンシャルグループ

    2019年7月20日号  

    メガバンクグループの三井住友フィナンシャルグループ(FG)が、本業のもうけで最大手の三菱UFJFGを初めて上回った。だが、その座を維持するための課題が露呈している。

  • ルネサスエレクトロニクス

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    ルネサスエレクトロニクス

    2019年7月13日号  

    ルネサスエレクトロニクスの呉文精社長兼CEOが株主総会で再任後、わずか3カ月で突如退任した。その裏には、成長軌道に乗り切れず、1~3月期、7年ぶりに赤字に陥ったことへの危機感が垣間見える。

  • アマゾン・ドット・コム

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    アマゾン・ドット・コム

    2019年7月6日号  

    利益よりも投資を優先してきた米IT大手、アマゾン・ドット・コムが変貌しつつある。本業のeコマース事業以外の高収益事業の成長で、巨額投資と薄利主義脱却の両立が見えてきた。

  • 三菱自動車

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    三菱自動車

    2019年6月29日号  

    燃費不正問題から立ち直りつつある三菱自動車を新たな問題が直撃している。日産自動車や仏ルノーとの連合(アライアンス)の混乱が、三菱のビジョンを視界不良にしているのだ。

  • NTTドコモ

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    NTTドコモ

    2019年6月22日号  

    政府の携帯料金値下げ圧力で5年ぶり営業減益に陥るNTTドコモ。値下げの影響だけでなく、「5G」の先行投資の負担も重い。高収益だった通信事業が曲がり角を迎える中、来期の復活は望めるか。

  • ZOZO

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    ZOZO

    2019年6月15日号  

    ZOZOSUITのブームが業績に結び付かず、2019年3月期は初の減益決算となったZOZO。新たな成長戦略はどれも小粒で株価はさえず、株式を担保にした前澤氏の個人資産の在り方も注目される。

  • ウォルマート

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    ウォルマート

    2019年6月8日号  

    世界最大の小売企業であり、EDLP(エブリデー・ロープライス:毎日安売り)モデルで世界を制したウォルマートが変身中だ。新店と海外への投資を実質凍結し、デジタル分野に集中投資しているのだ。

  • Lyft(リフト)

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    Lyft(リフト)

    2019年6月1日号  

    今年、大型上場で注目された米配車サービス大手のリフト。競合ウーバーの牙城を破竹の勢いで崩してきたが、依然として続く赤字体質とライドシェアへの逆風が、同社のビジネスに影を落としている。

  • SOMPOホールディングス

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    SOMPOホールディングス

    2019年5月25日号  

    昨夏に自然災害が過去に類を見ないほど頻発したことで、SOMPOホールディングスの中核会社、損保ジャパン日本興亜の財務上の弱点が、図らずも浮き彫りとなった。

  • ブラックロック

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    ブラックロック

    2019年5月18日号  

    世界一の運用資産残高を誇り、業界の“巨人”と称されるブラックロック。ETF(上場投資信託)拡大を武器に高収益をたたき出してきたが、競争環境の激化などを受け、さらなる攻め手を模索しつつある。

  • スカイマーク

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    スカイマーク

    2019年5月11日号  

    2015年に超大型機導入の失敗で経営破綻したスカイマーク。現在は羽田枠を強みに高い収益力を誇る。20年に再上場する予定だが、新たな成長戦略と「第三極」の維持が課題となっている。

  • デサント

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    デサント

    2019年4月27日号  

    スポーツ用品大手のデサントの経営陣が6月予定の株主総会を経て刷新される。筆頭株主の伊藤忠商事が敵対的TOB成立で関与を強めるが、騒動の発端となったデサントの課題を解決できるかは不透明だ。

  • 東京電力ホールディングス

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    東京電力ホールディングス

    2019年4月20日号  

    東京電力ホールディングスの最大のミッションである、福島第一原子力発電所の廃炉作業が少しずつ進展している。作業が進むにつれて費用の全体像が明らかになり、コストが上振れするリスクをはらむ。

  • りそなホールディングス

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    りそなホールディングス

    2019年4月13日号  

    4月1日、りそなホールディングスの連結子会社2行が合併し、関西最大規模の地方銀行が誕生した。だが、成長戦略の柱の一つであるこの関西勢が、低金利環境がもたらした逆風に苛まれている。

  • SMBC日興証券

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    SMBC日興証券

    2019年4月6日号  

    三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC日興証券が、銀行との連携強化で存在感を増している。強みのリテールに加え、課題のホールセールでも上位を追い上げている。

  • エヌビディア

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    エヌビディア

    2019年3月30日号  

    米半導体大手、エヌビディアの株価がさえない。ソフトバンクグループが株を売却するなど、業績悪化で先行きが不安視されるAI向け半導体の“雄”は、大型買収で勝負に出た。

  • オリンパス

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    オリンパス

    2019年3月23日号  

    映像事業の不振で、もはや専業医療機器メーカーといえそうな創業100周年のオリンパス。取締役に「物言う株主」や海外医療機器元幹部を招いて組織再編すると発表。主力の医療事業を強化する。

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記者の目

  • 編集委員 藤田章夫

    新NISAを追い風にする保険業界のしたたかさ

     新NISAが1月からスタートし、保険の販売には逆風かな?と思っていたら、「むしろ追い風になっていますよ」との声が多数。
     資産運用の相談に来た人に、「投資信託は資産が減ることもありますが、変額保険の死亡保険金額には最低保証があります」と言えば、「保険の方がいいか」となるようです。
     本来は、資産を運用したいのか保障が欲しいのか、目的に応じて使い分けたいところですが、これがかなり難しい。
     そこで、保険ジャーナリストの森田直子さんとファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんに、保険と運用それぞれの立場から対談を行っていただきました。面白過ぎて、対談時間はあっという間に過ぎました。ぜひご一読ください。

  • 副編集長 名古屋和希

    “予定調和”の買収は今後減少?

     第一生命ホールディングスが3月に福利厚生代行のベネフィット・ワンを買収しました。この買収劇は異例の展開をたどりました。
     先に買収を表明したのは医療情報サイト運営のエムスリーでした。そこに第一生命が参戦したのです。結局、エムスリーよりも好条件を提示した第一生命が買収戦を制しました。大企業による対抗的な買収は極めて珍しいものです。
     従来、事業会社はイメージ悪化などを恐れ、「敵対的」な買収を控えてきました。ただ、近年はルール整備などを背景に「同意なき買収」が広がる機運が出ています。買収が活発になれば、企業・業界の新陳代謝も促せます。今後、“予定調和”の買収は減っていくかもしれません。

最新号の案内24年4月27日・5月4日合併特大号

表紙

特集保険vs新NISA 今「契約したい保険」は? 生保商品ベスト&ワーストランキング

保険とNISA、どちらに資金を振り向けるべきか──。新NISAをきっかけに投資熱が高まる中、多くの人が抱える悩みだ。そこで保険とNISAで迷ったときの考え方や保険の見直し方、保険のプロ29人が辛口採点した生命保険商品ランキングを、業界の深部…

特集2変局 岐路に立つNHK

NHKが大きな岐路に立たされている。今国会で放送法改正案が可決されれば、ネット視聴も受信料徴収の対象となる。一方で、今後、NHKの受信料収入は人口減やテレビ離れを背景に先細る可能性が高い。職員数1万人を誇る巨大公共放送機関は、「みなさまのN…